法律時報2008年7月号

未読ですが、執筆陣はその道の専門家ばかりですので、期待できます。

法律時報2008年7月号(日本評論社)
http://www.nippyo.co.jp/maga_houjiho/hr0807.htm

[特集]
瑕疵担保責任と債務不履行責任

ウィーン売買条約の批准が予定され、債権法の改正が審議されている現在、瑕疵担保責任の民法典における位置づけを明確にする必要がある。本特集では、日本の学説や判例法だけでなく、ヨーロッパの動向を含めたさまざまな視点から、瑕疵担保責任と債務不履行責任との関係を明らかにする。

■特集=瑕疵担保責任と債務不履行責任

瑕疵担保責任法の課題と展望──本特集の企画の趣旨を兼ねて 野澤正充
瑕疵担保責任の法的性質(1)──法定責任説の三つの考え方 野澤正充
瑕疵担保責任の法的性質(2)──契約責任説の立場から 潮見佳男
担保責任の将来展望──履行としての受領の意義 北居 功
ドイツ民法における売主の瑕疵責任 渡辺達徳
フランスにおける瑕疵担保責任の法理 野澤正充
イギリス法と売買目的物の瑕疵 山下純司
ウィーン売買条約(CISG)における物品の不適合に関する規律
   ──瑕疵担保責任の不存在とその理由 曽野裕夫
瑕疵担保の損害賠償範囲 難波譲治
商人間売買の買主による目的物の検査・通知 松井秀征
売主瑕疵担保責任に関する判例の動向 川添利賢
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# by espans | 2008-06-27 19:07  

テレビ寺子屋・ヤミ金元本めぐる最高裁判決

これまたホットな話題。

テレビ寺子屋 ヤミ金元本めぐる最高裁判決(日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/112537.html
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# by espans | 2008-06-25 19:05  

会社法のコンメンタール

中央経済社からも。

逐条解説会社法/1総則・設立―会社法の沿革・会社法の性格・第1条~第103条
https://shop2.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17262&item=978-4-502-96520-3

会社法の各条文の趣旨・解釈を明確に示すことにより、実務家・研究者・学習者おのおのの目的に応じた利用に資することを目指す。第1巻では、第1条~第103条までを解説する。

・酒巻俊雄[編集代表]/龍田節[編集代表]
・発行日:2008/06/19
・A5判/560ページ
・ISBN:978-4-502-96520-3
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# by espans | 2008-06-25 16:44  

ロースクール研究10号

非常に有益なコメントが多かったです。
法科大学院在学中の方、法科大学院修了の方、さらには、法科大学院の教育に携わっている方におすすめです。

論説を書いているのは、実務家の方々ばかりです。さすが一線級の実務家らしく、新制度における法曹のよい点、悪い点が冷静に分析され、建設的な意見が多いように思いました。

【特集=法科大学院修了生の新法曹誕生】
ロースクール研究№102008年06月10日発刊
http://www.minjiho.com/periodical_citizen.php?bk=F0010

特集 法科大学院修了生の新法曹誕生

Ⅰ 新たな法曹養成制度~一民事裁判官の感想~
大阪高等裁判所判事 髙橋 文淸
Ⅱ 刑事裁判官からみた新60期の新人法曹
東京地方裁判所判事 秋吉 淳一郎
Ⅲ 検察官からみた新法曹
法務省大臣官房司法法制部参事官(前東京地方検察庁検事) 中川 深雪
Ⅳ 弁護士からみた新法曹
北海道大学大学院法学研究科特任教授・弁護士 田中 宏
Ⅴ ≪座談会≫法曹養成プロセスを検証する
弁護士 飯田 隆
(司会)立命館大学大学院法務研究科教授 市川 正人
一橋大学大学院法学研究科修了生(新60期)・弁護士 内田 信也
京都地方検察庁検事(前京都産業大学大学院法務研究科教授) 鈴木 眞理子
東京地方裁判所判事(元早稲田大学大学院法務研究科教授) 村田 渉
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# by espans | 2008-06-25 12:04  

ドイツ私法学の構造と歴史的展開

ゴットフリート・シーマン著/新井誠編訳『ドイツ私法学の構造と歴史的展開』
https://sslserver.sbs-serv.net/nippyo/korekara/bookinfo.asp?No=3358

ドイツ法における財産法・家族法・商法にかかわる諸概念の本質・意義を歴史的な視点から再考し、その現代的な意味を問う。


第1部●法史

第1章 法的視点からみた寄付および財団制度(新井 誠/訳)
第2章 フリードリッヒ・モムゼンと新たな損害法(新井 誠/訳)
第3章 商法としてのローマ法(瀧澤 栄治/訳)

第2部●責任

第4章 職業責任の変遷(新井 誠/訳)
第5章 責任制限(新井 誠/訳)
第6章 会社持分に対する信託における責任問題(新井 誠/訳)

第3部●損害法

第7章 損害法の法政策と法解釈学(高嶌 英弘/訳)
第8章 物損法と連帯性(新井 誠/訳)
第9章 交通事故損害法の今後(新井 誠/訳)
第10章 損害法の改正議論(藤原 正則/訳)

第4部●相続法

第11章 高齢社会における相続法の役割(小西 飛鳥/訳)
第12章 遺言の自由と遺留分(新井 誠/訳)
第13章 企業所有者としての遺言執行者(新井 誠/訳)
第14章 保護を必要とする近親者の身上の利益のための遺言による事前配慮(岩志 和一郎/訳)
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# by espans | 2008-06-25 05:24  

遺言法の解釈

『遺言自由の原則と遺言の解釈』(商事法務)
http://www.shojihomu.co.jp/newbooks/1553.html

遺言自由の原則を前提に遺言の解釈によって遺言時効を拡大する判例・実務について私法学会での議論を踏まえて研究する。遺言法をめぐる近時の傾向である遺言の効力をできるだけ認め、拡張しようとする遺言の解釈論に慎重な研究者がシンポジウムで様々な角度から考察する。

主要目次
■日本私法学会シンポジウム資料 遺言自由の原則と遺言の解釈
□総論 (床谷文雄)
□遺言意思の解釈 (野村豊弘)
□受益者死亡を理由とする受益者連続型遺贈 (川 淳一)
□「相続させる」旨の遺言・再考 (吉田克己)
□遺言の解釈と事情変更・撤回 (床谷文雄)
□遺言の効力と第三者の利害 (副田隆重)
□遺言執行からみた遺言の解釈 (松尾知子)

■「遺言自由の原則と遺言の解釈」補論
□共同相続と遺言法 (伊藤昌司)
□遺言の撤回に関する補論:撤回遺言の撤回の効力について (床谷文雄)
□受益者死亡を理由とする受益者連続型遺贈・補論 (川 淳一)
□遺言の効力と第三者の利害・補遺 (副田隆重)
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# by espans | 2008-06-25 05:15  

勉強の仕方

新しいことを効率的に勉強する方法(会社法であそぼ)
http://kaishahou.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_49ae.html

ここでは、

「1 知っている人に、概要と調べるべき資料を聞くこと
 2 調べたことを、どんどん自分の言葉で文章化し、声に出して読んでみる
 3 自分の考えを、知っている人に検証してもらうこと」

とあり、基本的に賛成です。

私自身も同じようなスタイルです。
新しいことを勉強するには、知っている人、要はその専門家の話を聞くことが手っ取り早いです。膨大な知識、情報の中で、ポイントとなるべき部分、すなわち「骨」の部分を知ることができます。そして、聞くだけでなく、疑問点を質問をすることによって、より知識を深めることができます。

そして、知識を入れたら、文書にすることも、知識をいれる際に役に立ちます。
自分自身も文献を読んで、印象的なことは文章にしています。実はこのblogもその一環で、法律(+aiko、スイーツ)の情報提供サイトである反面、自分自身の「ノート」でもあります。現に、blogで書いたことは、非常に鮮明に覚えており、自分にとって効果があります。もちろん、一言一句を覚えているわけではなく、「確か、あのことはblogに書いたよな」程度の記憶ですが、その程度の記憶さえあれば、あとで自分のblogを見返すことで、知識や情報を復元することができます。

また、自分が新しい知識や情報を得たときは、聞き上手の友人に話すようにしています。話すことを通じて、より知識の定着が図れます。ときには、話したときに、「そうではないのでは?」と指摘されることもあります(ありがたい限りです)。自分のインプットが間違っていることを指摘され、それによって軌道修正を図ることができます。

要は、「読むこと・聞くこと」(インプット)を通じて、知識をいれ、「書く、話す」(アウトプット)という手段によって、知識を定着させる、ということでしょう。そして、勉強も「頭」だけでなく、「体」でするということです。すなわち、目を使って読む、手を使って書く、口を使って話す、足を使って情報を探す、鼻を使って情報を探す(もちろん、ここで言う「鼻」は、比喩表現です)、ということです。

私自身が法律を勉強し始めたとき、役に立ったのは、大学等の講義でした。履修科目以外の授業も多数聞き、効率よく勉強することができました。
そして、何より大学の講義がよかったのは、質問ができるということです。どんなに授業が下手な先生でも、質問をすれば丁寧に教えて下さったことが多かったです。また、親切な先生は、質問したとき、質問以上のことを教えて下さったり、役に立つ文献を教えて下さることが多かったです。
質問を繰り返すと、ときには、「そんなことは自分で調べた上で質問しなさい」と注意されるかも知れません。しかし、そのときは「こういう質問をしてはいけないのだな」と肝に銘じればいいだけの話だと思います。
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# by espans | 2008-06-22 12:46  

テレビ寺子屋・国籍法の違憲判決

これまたホットな話題。

テレビ寺子屋 国籍法の違憲判決<6/18 13:22> (日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/112038.html

>保険法改正や、企業価値研究会の新たな報告についても、いずれ取り上げてほしいです。
(野村先生がこのblogをみているわけがありませんが)
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# by espans | 2008-06-18 18:14  

日本民法への示唆

強い示唆を受けました。

カール・リーゼンフーバー/渡辺達徳(訳)「不履行による損害賠償と過失原理」ジュリスト1358号141頁以下。

その中からの引用。

149頁以下より。
「専門家の中には、不履行における厳格責任に向けた国際的潮流を認めている者もある。すなわち、『現代の法発展において、過失原理は後退している』と。しかし、果たしてそうだろうか。確かに、ランドー原則、DCFR、ユニドロワ原則およびCISGは、いずれも厳格責任に従うようにみえる。しかし、これら法原則の中で、CISGは、限られた重要性を持つにすぎない。すなわち、CISGは、1つの取引局面のための契約類型である国際商事売買を規律するにとどまる。しかし、さらに重要なのは、過失の退潮が見出されるのは形式的な分析をするに場合にとどまり、機能的分析によれば、実質的な過失要素についてもっと異なった構図が描かれることである。われわれの比較考察によれば、厳格責任アプローチに従う法制度は、責任を限定すべき他の手段を採用していることが示される。実際に、われわれは、過失が玄関から入るのを拒絶されても、裏口から忍び入ることを繰り返し観察している。他方において、多くの法体系-とりわけヨーロッパ大陸のそれ-は、依然として過失を原則と考えているのであって、そこには特にオランダ民法典が含まれている(この法典は、最も近代的に成熟した民法典と評価されることがしばしばである)。そして、ドイツ民法典は協働的アプローチに従いつつ、最近の債務法現代化において、説得力を込めて過失原理の存在を改めて明らかにしたのである。
 かくして、過失原理は、1つの原理として絶対的なかたちで君臨するものでなく、他の責任原理と均衡を保ちつつ力を発揮するものではあるが、活力を持ち、正当なものであると考えられる。厳格責任と過失責任は、単に異なる出発点を持つにすぎず、修正ないしは多くの例外の余地を残す分析が成り立つ原則であることが判明する。したがって、多くの専門家が、実務上の帰結はしばしば同一に帰すると考えているとしても、決して驚くにあたらない。以上のとおり、理論的概念としては相対立するにもかかわらず、過失原理も損害担保原理も、厳格に、そして例外を認めずに適用するのでない以上、この2つの体系は、収斂する傾向にある
※イタリックは原文のまま。強調、下線はESP。

過失責任主義と厳格責任主義が相対立しているように考えられ、債務不履行責任について「過失責任主義から厳格責任へ」に向かうのが時代の流れとも考えられています。しかし、リーゼンフーバー報告を読むと、両者が本当に対立しているものなのか、また、過失責任主義は本当に時代遅れのものなのか、ということを再考させられます。
リーゼンフーバー報告は、日本民法における債権法分野の改正作業において、大きな影響を与える、ないしは与えるべき主張だと考えます。

今後注目されるのは、過失責任主義と厳格責任主義は、「収斂する傾向」でとどまるのか、それとも、本当に「収斂してしまう」のか、だと考えます。もしも、「収斂してしまう」のであれば、両者の対立は、単なる説明の違いで終わり、実務上は何の意味もなくなってしまうからです。

なお、原文はERCL誌(European Review of Contract Law)に掲載予定とのことです。私は英語が得意ではありませんが、時間がかかっても、原文にチャレンジしたいと思います。
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# by espans | 2008-06-17 11:32  

保険法の解説

この前成立した保険法の解説。

NBL6月15日号(No.883)
http://www.shojihomu.co.jp/nbl/nbl080615.html

保険法の解説(1)
法務省民事局民事法制管理官 萩本 修
東京地方裁判所判事(前法務省民事局付) 坂本三郎
法務省民事局付 冨田 寛
法務省民事局付 嶋寺 基
法務省民事局付 仁科秀隆
 今般の第169回国会で成立し、公布された「保険法」および「保険法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律」。今回は、総論として、保険法制定の経緯および保険法の概要について解説する。
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# by espans | 2008-06-17 06:57  

『公法系訴訟実務の基礎』の訂正表

弘文堂の『公法系訴訟実務の基礎』の訂正表が出ました。

■公法系訴訟実務の基礎 * 訂正表(弘文堂ホームページ)
http://www.koubundou.co.jp/books/furoku/35359sub_seigohyo.html
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# by espans | 2008-06-16 20:17  

商事法務1835号

興味深い論説、判例評釈多いですね。

商事法務6月15日号(No.1835号)(商事法務ホームページ)
http://www.shojihomu.or.jp/shojihomu/shojihomu080615.html

ダスキン株主代表訴訟事件の検討〔中〕
□松井秀征・立教大学准教授

■企業結合法の総合的研究
(11)アメリカにおける子会社の少数株主・債権者保護
□森まどか・中京大学准教授

(12)イギリスにおける子会社の少数株主・債権者保護
□中村康江・立命館大学准教授

■海外情報 EUの決済の最終性に関する指令の改正

■商事法判例研究No.503〔京都大学商法研究会〕
共同相続人の一人を保険金受取人とする養老保険契約に基づく死亡保険金請求権と民法903条
□竹濵 修・立命館大学教授
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# by espans | 2008-06-16 20:04  

テレビ寺子屋・ふるさと納税

テレビ寺子屋 ふるさと納税<6/11 16:18> (日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/111419.html
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# by espans | 2008-06-14 00:08  

官報最新号

おそらく、新司法試験「採点委員」のリスト。

官報平成20年6月13日付(第4849号)
http://kanpou.npb.go.jp/20080613/20080613h04849/20080613h048490012f.html
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# by espans | 2008-06-13 23:54  

企業価値研究会による新たな報告

まもなく公表されるでしょう。
その報告書については、経済産業省のホームページで公開されています。

企業価値研究会(第29回)-配付資料
http://www.meti.go.jp/committee/materials/g80611aj.html

近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方(案)(経済産業省ホームページ)
http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g80611a03j.pdf
※pdfです。

ただし、上記は企業価値研究会による報告書であって、この報告書に受けて作成されると考えられる指針が、どうなるかは未知数です。

以下、ネットニュースより。
買収防衛策の発動要件厳しく、企業に修正迫る 経産省研究会(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080612AT3S1102911062008.html

企業防衛策、さらなる見直しの動き(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080611/biz0806112102012-n1.htm
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# by espans | 2008-06-12 12:33