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原典主義。

企業価値研究会報告書-近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方-(経済産業省ホームページ)
http://www.meti.go.jp/report/data/g80630aj.html

メンバーの1人であった大杉謙一先生のコメント。

企業価値研究会 (おおすぎBlog)
http://blog.livedoor.jp/leonhardt/archives/50589819.html

この中で、大杉先生は、

「ただ、故意・過失を問わず、恣意的な読み方はしないで頂きたいと、切に願います。文章を一部分切り取って引用し、全体の文脈に反することをあたかも報告書が述べているかのような印象を与えることは、しないで下さい。
このように書くのは、過去の経産省関係の報告書・指針が恣意的に引用されることがまま見られるからです。「故意・過失を問わず」と書いたのは、意図的な歪曲のほかに、「もしかして、まじぼけ?」と思わせる例も存在するからです」

と述べられています。
誤解、曲解に騙されないためには、なにより原典にあたるのが一番です。買収防衛に関心のある方は、今回の報告書に一度あたられることをおすすめします。

で、おおすぎ先生も指摘されているように、「正しく読む」ことの難しさは常に感じます。私自身もblogを書くものとして、誤解、曲解をしないよう、最大限注意しているつもりですが、なかなか難しいところです。
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by espans | 2008-06-30 20:37  

花畑牧場の生キャラメル

Oha!4NEWSLIVEでも取り上げられた生キャラメル。

花畑牧場のホームページ
http://www.hanabatakebokujo.com/

7月は以下のデパートに出店します(以下、花畑牧場のホームページより転載)。

■ 7月百貨店催事日程表 [2008-06-18] NEW!
7月の百貨店催事出展予定です

そごう 呉店  :7/1~7/7
阪急 千里店  :7/2~7/8
大丸 心斎橋店 :7/9~7/15 
大丸 東京店  :7/16~7/21
松坂屋 上野店 :7/16~7/29
松坂屋 銀座店 :7/23~7/29
(銀座店の日程が上記に変更になりました。ご了承下さい。)
大丸 梅田店  :7/30~8/5

是非ご利用下さい
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by espans | 2008-06-30 20:12  

考え続けるということ

道垣内弘人「民法の世界――民法が想定する人間像と社会」法学セミナー643号31頁
「これからみなさんが民法を学ぶにあたっては、民法の諸原則とされているところを理解し、しかし、それを鵜呑みにすることなく、あるべき姿を考えていってほしいというだけである。民法にはたくさんの技術的ルールがある。それらの基本的な趣旨を知り、ある程度運用できるようになるだけでも大変である。講義も、そのような面を扱うので、しばしば手いっぱいである。ただ、それと同時に、それぞれのルールがどのような思想のもとに、どのような社会を作ろうとしているのか、そして、その総体として民法とは何であるかを考え続けてほしいと思う」

→道垣内先生が非常にレベルの高い論説を書かれていたので、紹介。民法を一通り学んだ人には、是非とも読んでいただきたいです(試験対策にはなりませんが)。この論説では、民法の基本原理と呼ばれているものが、本当に民法の基本原理であったのか否かについて問題提起がされています。問題提起にとどまり、それから先の「答え」がないのが、「良い意味で」道垣内先生らしいです。世の中には、「答え」がないものもある、ということを知ることが、大人への第一歩なのかも知れません。最後は私の戯言に過ぎませんが。
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by espans | 2008-06-27 21:19  

法律時報2008年7月号

未読ですが、執筆陣はその道の専門家ばかりですので、期待できます。

法律時報2008年7月号(日本評論社)
http://www.nippyo.co.jp/maga_houjiho/hr0807.htm

[特集]
瑕疵担保責任と債務不履行責任

ウィーン売買条約の批准が予定され、債権法の改正が審議されている現在、瑕疵担保責任の民法典における位置づけを明確にする必要がある。本特集では、日本の学説や判例法だけでなく、ヨーロッパの動向を含めたさまざまな視点から、瑕疵担保責任と債務不履行責任との関係を明らかにする。

■特集=瑕疵担保責任と債務不履行責任

瑕疵担保責任法の課題と展望──本特集の企画の趣旨を兼ねて 野澤正充
瑕疵担保責任の法的性質(1)──法定責任説の三つの考え方 野澤正充
瑕疵担保責任の法的性質(2)──契約責任説の立場から 潮見佳男
担保責任の将来展望──履行としての受領の意義 北居 功
ドイツ民法における売主の瑕疵責任 渡辺達徳
フランスにおける瑕疵担保責任の法理 野澤正充
イギリス法と売買目的物の瑕疵 山下純司
ウィーン売買条約(CISG)における物品の不適合に関する規律
   ──瑕疵担保責任の不存在とその理由 曽野裕夫
瑕疵担保の損害賠償範囲 難波譲治
商人間売買の買主による目的物の検査・通知 松井秀征
売主瑕疵担保責任に関する判例の動向 川添利賢
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by espans | 2008-06-27 19:07  

テレビ寺子屋・ヤミ金元本めぐる最高裁判決

これまたホットな話題。

テレビ寺子屋 ヤミ金元本めぐる最高裁判決(日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/112537.html
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by espans | 2008-06-25 19:05  

会社法のコンメンタール

中央経済社からも。

逐条解説会社法/1総則・設立―会社法の沿革・会社法の性格・第1条~第103条
https://shop2.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17262&item=978-4-502-96520-3

会社法の各条文の趣旨・解釈を明確に示すことにより、実務家・研究者・学習者おのおのの目的に応じた利用に資することを目指す。第1巻では、第1条~第103条までを解説する。

・酒巻俊雄[編集代表]/龍田節[編集代表]
・発行日:2008/06/19
・A5判/560ページ
・ISBN:978-4-502-96520-3
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by espans | 2008-06-25 16:44  

ロースクール研究10号

非常に有益なコメントが多かったです。
法科大学院在学中の方、法科大学院修了の方、さらには、法科大学院の教育に携わっている方におすすめです。

論説を書いているのは、実務家の方々ばかりです。さすが一線級の実務家らしく、新制度における法曹のよい点、悪い点が冷静に分析され、建設的な意見が多いように思いました。

【特集=法科大学院修了生の新法曹誕生】
ロースクール研究№102008年06月10日発刊
http://www.minjiho.com/periodical_citizen.php?bk=F0010

特集 法科大学院修了生の新法曹誕生

Ⅰ 新たな法曹養成制度~一民事裁判官の感想~
大阪高等裁判所判事 髙橋 文淸
Ⅱ 刑事裁判官からみた新60期の新人法曹
東京地方裁判所判事 秋吉 淳一郎
Ⅲ 検察官からみた新法曹
法務省大臣官房司法法制部参事官(前東京地方検察庁検事) 中川 深雪
Ⅳ 弁護士からみた新法曹
北海道大学大学院法学研究科特任教授・弁護士 田中 宏
Ⅴ ≪座談会≫法曹養成プロセスを検証する
弁護士 飯田 隆
(司会)立命館大学大学院法務研究科教授 市川 正人
一橋大学大学院法学研究科修了生(新60期)・弁護士 内田 信也
京都地方検察庁検事(前京都産業大学大学院法務研究科教授) 鈴木 眞理子
東京地方裁判所判事(元早稲田大学大学院法務研究科教授) 村田 渉
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by espans | 2008-06-25 12:04  

ドイツ私法学の構造と歴史的展開

ゴットフリート・シーマン著/新井誠編訳『ドイツ私法学の構造と歴史的展開』
https://sslserver.sbs-serv.net/nippyo/korekara/bookinfo.asp?No=3358

ドイツ法における財産法・家族法・商法にかかわる諸概念の本質・意義を歴史的な視点から再考し、その現代的な意味を問う。


第1部●法史

第1章 法的視点からみた寄付および財団制度(新井 誠/訳)
第2章 フリードリッヒ・モムゼンと新たな損害法(新井 誠/訳)
第3章 商法としてのローマ法(瀧澤 栄治/訳)

第2部●責任

第4章 職業責任の変遷(新井 誠/訳)
第5章 責任制限(新井 誠/訳)
第6章 会社持分に対する信託における責任問題(新井 誠/訳)

第3部●損害法

第7章 損害法の法政策と法解釈学(高嶌 英弘/訳)
第8章 物損法と連帯性(新井 誠/訳)
第9章 交通事故損害法の今後(新井 誠/訳)
第10章 損害法の改正議論(藤原 正則/訳)

第4部●相続法

第11章 高齢社会における相続法の役割(小西 飛鳥/訳)
第12章 遺言の自由と遺留分(新井 誠/訳)
第13章 企業所有者としての遺言執行者(新井 誠/訳)
第14章 保護を必要とする近親者の身上の利益のための遺言による事前配慮(岩志 和一郎/訳)
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by espans | 2008-06-25 05:24  

遺言法の解釈

『遺言自由の原則と遺言の解釈』(商事法務)
http://www.shojihomu.co.jp/newbooks/1553.html

遺言自由の原則を前提に遺言の解釈によって遺言時効を拡大する判例・実務について私法学会での議論を踏まえて研究する。遺言法をめぐる近時の傾向である遺言の効力をできるだけ認め、拡張しようとする遺言の解釈論に慎重な研究者がシンポジウムで様々な角度から考察する。

主要目次
■日本私法学会シンポジウム資料 遺言自由の原則と遺言の解釈
□総論 (床谷文雄)
□遺言意思の解釈 (野村豊弘)
□受益者死亡を理由とする受益者連続型遺贈 (川 淳一)
□「相続させる」旨の遺言・再考 (吉田克己)
□遺言の解釈と事情変更・撤回 (床谷文雄)
□遺言の効力と第三者の利害 (副田隆重)
□遺言執行からみた遺言の解釈 (松尾知子)

■「遺言自由の原則と遺言の解釈」補論
□共同相続と遺言法 (伊藤昌司)
□遺言の撤回に関する補論:撤回遺言の撤回の効力について (床谷文雄)
□受益者死亡を理由とする受益者連続型遺贈・補論 (川 淳一)
□遺言の効力と第三者の利害・補遺 (副田隆重)
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by espans | 2008-06-25 05:15  

勉強の仕方

新しいことを効率的に勉強する方法(会社法であそぼ)
http://kaishahou.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_49ae.html

ここでは、

「1 知っている人に、概要と調べるべき資料を聞くこと
 2 調べたことを、どんどん自分の言葉で文章化し、声に出して読んでみる
 3 自分の考えを、知っている人に検証してもらうこと」

とあり、基本的に賛成です。

私自身も同じようなスタイルです。
新しいことを勉強するには、知っている人、要はその専門家の話を聞くことが手っ取り早いです。膨大な知識、情報の中で、ポイントとなるべき部分、すなわち「骨」の部分を知ることができます。そして、聞くだけでなく、疑問点を質問をすることによって、より知識を深めることができます。

そして、知識を入れたら、文書にすることも、知識をいれる際に役に立ちます。
自分自身も文献を読んで、印象的なことは文章にしています。実はこのblogもその一環で、法律(+aiko、スイーツ)の情報提供サイトである反面、自分自身の「ノート」でもあります。現に、blogで書いたことは、非常に鮮明に覚えており、自分にとって効果があります。もちろん、一言一句を覚えているわけではなく、「確か、あのことはblogに書いたよな」程度の記憶ですが、その程度の記憶さえあれば、あとで自分のblogを見返すことで、知識や情報を復元することができます。

また、自分が新しい知識や情報を得たときは、聞き上手の友人に話すようにしています。話すことを通じて、より知識の定着が図れます。ときには、話したときに、「そうではないのでは?」と指摘されることもあります(ありがたい限りです)。自分のインプットが間違っていることを指摘され、それによって軌道修正を図ることができます。

要は、「読むこと・聞くこと」(インプット)を通じて、知識をいれ、「書く、話す」(アウトプット)という手段によって、知識を定着させる、ということでしょう。そして、勉強も「頭」だけでなく、「体」でするということです。すなわち、目を使って読む、手を使って書く、口を使って話す、足を使って情報を探す、鼻を使って情報を探す(もちろん、ここで言う「鼻」は、比喩表現です)、ということです。

私自身が法律を勉強し始めたとき、役に立ったのは、大学等の講義でした。履修科目以外の授業も多数聞き、効率よく勉強することができました。
そして、何より大学の講義がよかったのは、質問ができるということです。どんなに授業が下手な先生でも、質問をすれば丁寧に教えて下さったことが多かったです。また、親切な先生は、質問したとき、質問以上のことを教えて下さったり、役に立つ文献を教えて下さることが多かったです。
質問を繰り返すと、ときには、「そんなことは自分で調べた上で質問しなさい」と注意されるかも知れません。しかし、そのときは「こういう質問をしてはいけないのだな」と肝に銘じればいいだけの話だと思います。
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by espans | 2008-06-22 12:46