株主名簿閲覧請求事件の重要決定

東京高決H20.6.12金判1295.12
(日本ハウズイングvs原弘産事件)


株主による株主名簿閲覧請求事件についての決定です。
最新の決定ではありませんが、最近になって知りました。
(O先生から教えていただきました。ありがとうございました)

本決定で問題となったのは、会社法125条3項3号の解釈論でした。

(株主名簿の備置き及び閲覧等)
第百二十五条
1~2 (略)
3  株式会社は、前項の請求があったときは、次のいずれかに該当する場合を除き、これを拒むことができない。
一~二 (略)
三  請求者が当該株式会社の業務と実質的に競争関係にある事業を営み、又はこれに従事するものであるとき。
(以下略)

そうです。会社と競業関係にある株主による株主名簿の閲覧請求についての問題です。
上記、東京高裁決定は、125条3項3号の文言をそのまま解釈するのではなく、限定的に解した点で、注目されます。

法学セミナー645号129頁に鳥山恭一先生の解説があります。

なお、当事者のコメント。

原弘産に対する当社株主名簿の開示のお知らせ(日本ハウズイング・ホームページ)
http://www.housing.co.jp/ir/pdf/20080612.pdf

株主名簿閲覧謄写仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件における
東京高等裁判所による当社勝訴決定のお知らせ(原弘産ホームページ)
http://www.harakosan.co.jp/top_page/getPdf/wid/50/id/266
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by espans | 2008-08-12 20:12  

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