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検察当局の厳しい姿勢

実際の判決がどうなるかは別として、痴漢でっち上げに、検察当局が厳しい姿勢をみせたのは、評価できると思います。

「痴漢でっちあげ」女に懲役4年求刑 大阪地検(asahi-com。朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0730/OSK200807300035.html

感情的には、「これでも甘すぎる」という意見もあるかもしれませんが、虚偽告訴罪(172条)が3月以上10年以下の懲役であること、また、本件犯行は別の男性(元大学生。公判中)が発案したものであること、被告人の反省の姿勢からすると、「前例等に比しては」厳しい求刑であるように思います。

検察当局が3年6か月以上の求刑をするときは、「検察としては実刑相当と考えている」という意思表示のように思いますので、実刑判決の可能性もあるでしょう。一方で、女性の自主申告があったことや、被告人の反省の情、主犯は別の男性(公判中)であること、という点を考慮すると、執行猶予の可能性もあるでしょう。

主犯は別の男性で、現在の公判中のようですが、極めて厳しい求刑、量刑が予想されます。

by espans | 2008-07-31 08:18  

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