民法・商法・そして・・・

『私法70号』で読む商法と民法の交わらなさ(いとうDiary)
http://blog.livedoor.jp/assam_uva/archives/51397532.html

ローとエコ[補足] (いとうDiary)
http://blog.livedoor.jp/assam_uva/archives/51401557.html

民法と商法、概念法学と「法と経済学」(大意) (おおずぎBlog)
http://blog.livedoor.jp/leonhardt/archives/50573097.html

民商、概念と「経済学」(続編) (おおすぎBlog)
http://blog.livedoor.jp/leonhardt/archives/50574219.html

以下は、私の思いつきのコメントです。その辺を割りひいて読んで頂ければと思います。

・藤田先生のコメントに対して、いとう先生は民法研究者が反応を示していない点に不満のようですが、シンポジウムの進め方からすれば、やむを得ないように思いました。また、私の勝手な推測ですが、少なくとも、池田清治先生や、曽野裕夫先生は、民法の先生ですが、藤田先生のコメントに共感するところはあるのではないでしょうか。

・ちなみに、私は藤田先生のコメントには大筋で共感を覚えています(「私法」を読んだ限りで)。ただ、「実証研究以外認めない」という趣旨があったのであれば、その点は賛成できません。

・おおすぎ先生の考え方は、バランスのとれたものだと思いました。しかし、「バランス感覚」は、どちらの陣営からも「敵」とみなされる危険があるかもしれません。そもそも、「陣営」というものがあること自体が、実は問題のような気もしますが・・・。

・いとう先生の「ローとエコ[補足] 」の中で、いとう先生の「自分が書きたい論文を書いて公表することの方がよっぽど大事」の点には共感しています。
 「これからはヨコに書かれたものをタテにしたのではダメだ」という意見が多いように思いますが、実は意外にそうではないような気もします。外国法紹介という断りがあれば、そのような研究ももっとあってもよいと思います。例えば、企業買収の法理や買収防衛策について、日本で問題になる前に、アメリカの法理がもっと日本で紹介されていれば、それがヨコにしたものをタテにしただけに過ぎないものであっても、意味があったかもしれませんし、また、我が国の立法や裁判例の動向に影響を与えた可能性もあります。
 単なる外国法紹介ではダメ、という指摘はその通りかもしれません。しかし、その反動として、比較法と言いながら比較になっていなかったり、無理に外国法から示唆を得ようとして、むしろ研究として窮屈になる危険もあります。
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by espans | 2008-05-24 01:07  

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